米津玄師 / 私が大好きな音楽 1
林檎さんも嵐も大好きだ。
ただどちらもファン歴としては10年超で、ここまで来ると、少し落ち着いて来る。新曲をフラゲ日に手にして、その他情報を毎日調べ漁る…ということは、前述のグループに関してはあまりしなくなった*1。
が、そんな私がまさにリアルタイムで追いかけているのが、米津さんだ。当ブログのタイトルも実は米津さん(正確にはハチさん)の曲を拝借している*2。今や「Lemon」が大ヒットし、紅白にも出場、老若男女に名前が知られるところになったと思う。
でもその少し前から米津さんを知ることが出来た私に言わせれば、彼の魅力はそれだけではないのだ。もっともっと世の中に聞いて評価して欲しい曲があるのだ。
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- シングル・アルバム別ベスト
※この記事はここまで※
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米津さんを知ったのはMステのCMだったと記憶している*3。確か「リビングデッド・ユース」だ。携帯をいじっていたら聞こえた曲。「あ、好きな感じだ」とテレビを見たら終わっていた。画面に表示された米津玄師の文字を頼りに、すぐ音源を聞きに行った当時の私の行動力を我ながら褒めたい。米津さんがボカロPであるハチさんと同一人物と知ったのはそのすぐ後だ。大学時代死ぬほど聞いたマトリョシカやパンダヒーローを作った人と同じとは。他の曲も聞いてみよう、と聞き始めたら、びっくりするくらいすぐにハマった。誰に勧められた訳でもなく、好きな音楽とこんな風にふと出合うのは初めてだった。
- シングル・アルバム別ベスト
初めは林檎さんや嵐のように5曲に絞ろうとしたのだが、本当に、選びきれない…ので、思い切って媒体ごとに私的にストライクな曲を紹介したい。誰得なのかと言われれば、ただただ私得だ。
「花束と水葬」/「花束と水葬」2010収録曲*4
可愛らしい声とメロディの裏で時たま響くカタカタという不気味な音。このアンバランスさが好き。自主制作の作品。アルバムのジャケットもシンプルで好きだ。この曲を視聴して良いと思う人には、同アルバムに収録されている「Persona Alice」「恋人のランジェ」もハマりそう*5。
「リンネ」/「OFFICIAL ORANGE」2010収録曲*6
MVが衝撃的。ハチ名義の曲の、目を逸らしたくなるような、残酷さを感じる曲がとても好きだ。個人的に、「ドグラ・マグラ*7」とかそういう類のものを読んでいる感覚になる。ボカロ曲ではChristmas Morgueも良い。
「心像放映」/「diorama」2012収録曲
米津玄師名義。当時から彼を知っていた人が羨ましい。私だったらとんでもない人を見つけてしまったような気持ちになりそうだ。この曲は*8歌詞の言葉選びが秀逸だ。特に好きなのがこの言葉。「睫毛の下から絵の具のような心の一部が落ちていく」。「泣く」という行為をこんな風に描写出来るなんてどれだけ感性が豊かなんだろうと思う。
「笛吹けども踊らず」/「サンタマリア」2013収録曲
お酒が大好きな米津さんらしい曲。それは確かに覚えてない!という所で思わず吹き出した。米津さんの歌詞にはよく「踊る」という言葉が登場するけど、徳島出身なところが影響しているのかなと思う。
「ポッピンアパシー」/「MAN HEAD LOVE」2013収録曲
この曲のMVは手フェチには堪らない。電子音のピコピコした感じがどことなくボカロと似通っている感じがして好き。
「花に嵐」/「YANKEE」2014収録曲
この疾走感のあるイントロが好きだ。初めて行ったライブ以来、ライブでは歌っていないはず。いつかまた生で聞きたい。冬から春に季節が移ろう頃に聴きたくなる曲。個人的に好きなのはベースライン。イヤホンを新調する時は、この曲の低音が気持ち良く鳴っているかどうかが基準だ。
「ペトリコール」/「Flowerwall」2015収録曲
「これは夢かもしれない」という歌詞で始まる通り、夢の中にいるような曲。タイトルは雨が降った時に地面から上ってくる匂いを差す。霧が怪しく立ち込めて先が見えない中で、人ではないもの*9が彷徨いていそうな、雨上がりのしっとりとした情景が頭に浮かぶ。A面のFlowerwallは友達の結婚式に流れてたら100%確実に泣く。心が洗われる。
「アンビリーバーズ」/同シングル2015収録曲
真夜中の高速で聞いたらテンションが上がりまくる曲。MVの服装が私のどストライク。サビ前とアウトロで米津さんがタムを叩いているところがエモ格好良い。
長くなってしまいそうなのと、データが重くなりそうなので、この辺りで。
いつか全曲私見書きたいな…これを見て誰かが曲を聞いたり、米津さんを同じように好きな人が共感してくれるような内容になっていたら嬉しく思う。