心は憂い夕を吐いて

つらつら綴る。

米津玄師 / 私が大好きな音楽 2

1つ目はこちら。

止まらない米津さん愛。

米津玄師 / 私が大好きな音楽 1 - 心は憂い夕を吐いて

 

  • きっかけ
  • シングル・アルバム別ベスト

        ※今回はここ

  • ライブ
  • これから

 

「Blue Jasmine」/「Bremen」2015収録曲

アルバムの最後の曲。砂漠や荒野を「あなた」と希望を胸に歩いていくようなイメージ。大切な人を思い浮かべて、じっくり聞きたい曲。生で聞いた時に涙が止まらなかった。同アルバムにおける個人的次点は「シンデレラグレイ」。いつかライブで聞きたい。

Blue Jasmine

Blue Jasmine

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

「amen」/「LOSER」2016収録曲

ヨーロッパの真夜中のような。タイトルは勿論、歌詞にもキリスト教がバックグラウンドにあると感じる。実際、「亡霊」「九つの門」「炎」「雷」というワード。そして冒頭の鐘の音。A面LOSERのMVは本人が踊っているまさかの演出、そしてこれはその衝撃をさらに上書きするカップリングと思う。

amen

amen

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

「ララバイさよなら」/「orion」2017収録曲

まず本人も言及しているが、音数がかなり少ない。そして、それが良い。「どうせ誰もが皮の下に髑髏を飼って生きてんだ」という表現が好き。大袈裟になるが、この死生観が色んなものに対する私の気持ちをサラリと楽にしてくれる感じがする。

ララバイさよなら

ララバイさよなら

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

砂の惑星」/2017配信のみ*1

マジカルミライテーマソングとして書き下ろされた曲。米津さんがハチとして久しぶりに書いた曲で、当時「王の帰還」と話題になった。その期待を裏切らず、「マトリョシカ」「パンダヒーロー」という自身の曲の他、「メルト」「千年桜」といったボカロの人気曲の引用が見られる。一方でMVは砂漠と化した(かつては栄えていたと見られる)惑星を、初音ミクが先頭を切って歩いていく様が描かれている。当時を知る者としては正にボカロ界の現状*2を描写しているようで切ない気持ちになった。いつか一曲全体レポしたい。

砂の惑星 feat.初音ミク

砂の惑星 feat.初音ミク

  • ハチ
  • J-Pop
  • ¥250

 

「Moonlight」/「BOOTLEG」2018収録曲

このアルバムは名盤だ。選び難いが、強いて選ぶとすれば。米津さんが最後に追加した曲で、アルバムコンセプトとも重なる。曲調はしっとりと大人な曲。色気、というより官能。決してプラスな感情ではないんだけど、でも確かに私も持っている感情を表現してくれている気がする。絶望、というと安っぽいな。私が居なくても世界は回るし、私がすることは他の人もするし、じゃあ何もかもどうなったって、みたいな。*3この曲はそう思ってしまうこと自体を肯定してくれているような感じがする。

Moonlight

Moonlight

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

「Paper Flower」/「Lemon」2018収録曲

米津さんの大ヒット曲のカップリング。現代美術館みたいな、コンクリート打ちっ放しの建物に一人で佇んでいるような気分になる。サビの高音が好き。米津さんの、こういう非現実的な感じのする曲は漏れなくツボ。

Paper Flower

Paper Flower

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

「TEENAGE RIOT」/「Flamingo」2018収録曲

やっとここまで来た…自身が中学の頃作った曲のリテイク。となると、10年以上前?その頃にこんな曲を作っているのが只々凄い。FlamingoでLemonからのイメージを塗り替え、2曲目に聞き心地のいい、ロックナンバーを入れてくる、このバランスが好き。MVのマイクパフォーマンスが眼福。

TEENAGE RIOT

TEENAGE RIOT

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥250

 

やっとシングル・アルバムを列挙出来た…次はライブ。だけど、ここまで来たらしっかり書きたいので、また記事を分けることにする。

*1:ハチ名義

*2:あるいは当時聞いていた人たちの心情

*3:そういう気持ちになるのって私だけかな