米津玄師 / 私が大好きな音楽 2
1つ目はこちら。
止まらない米津さん愛。
- きっかけ
- シングル・アルバム別ベスト
※今回はここ
- ライブ
- これから
「Blue Jasmine」/「Bremen」2015収録曲
アルバムの最後の曲。砂漠や荒野を「あなた」と希望を胸に歩いていくようなイメージ。大切な人を思い浮かべて、じっくり聞きたい曲。生で聞いた時に涙が止まらなかった。同アルバムにおける個人的次点は「シンデレラグレイ」。いつかライブで聞きたい。
「amen」/「LOSER」2016収録曲
ヨーロッパの真夜中のような。タイトルは勿論、歌詞にもキリスト教がバックグラウンドにあると感じる。実際、「亡霊」「九つの門」「炎」「雷」というワード。そして冒頭の鐘の音。A面LOSERのMVは本人が踊っているまさかの演出、そしてこれはその衝撃をさらに上書きするカップリングと思う。
「ララバイさよなら」/「orion」2017収録曲
まず本人も言及しているが、音数がかなり少ない。そして、それが良い。「どうせ誰もが皮の下に髑髏を飼って生きてんだ」という表現が好き。大袈裟になるが、この死生観が色んなものに対する私の気持ちをサラリと楽にしてくれる感じがする。
マジカルミライテーマソングとして書き下ろされた曲。米津さんがハチとして久しぶりに書いた曲で、当時「王の帰還」と話題になった。その期待を裏切らず、「マトリョシカ」「パンダヒーロー」という自身の曲の他、「メルト」「千年桜」といったボカロの人気曲の引用が見られる。一方でMVは砂漠と化した(かつては栄えていたと見られる)惑星を、初音ミクが先頭を切って歩いていく様が描かれている。当時を知る者としては正にボカロ界の現状*2を描写しているようで切ない気持ちになった。いつか一曲全体レポしたい。
「Moonlight」/「BOOTLEG」2018収録曲
このアルバムは名盤だ。選び難いが、強いて選ぶとすれば。米津さんが最後に追加した曲で、アルバムコンセプトとも重なる。曲調はしっとりと大人な曲。色気、というより官能。決してプラスな感情ではないんだけど、でも確かに私も持っている感情を表現してくれている気がする。絶望、というと安っぽいな。私が居なくても世界は回るし、私がすることは他の人もするし、じゃあ何もかもどうなったって、みたいな。*3この曲はそう思ってしまうこと自体を肯定してくれているような感じがする。
「Paper Flower」/「Lemon」2018収録曲
米津さんの大ヒット曲のカップリング。現代美術館みたいな、コンクリート打ちっ放しの建物に一人で佇んでいるような気分になる。サビの高音が好き。米津さんの、こういう非現実的な感じのする曲は漏れなくツボ。
「TEENAGE RIOT」/「Flamingo」2018収録曲
やっとここまで来た…自身が中学の頃作った曲のリテイク。となると、10年以上前?その頃にこんな曲を作っているのが只々凄い。FlamingoでLemonからのイメージを塗り替え、2曲目に聞き心地のいい、ロックナンバーを入れてくる、このバランスが好き。MVのマイクパフォーマンスが眼福。
やっとシングル・アルバムを列挙出来た…次はライブ。だけど、ここまで来たらしっかり書きたいので、また記事を分けることにする。